TCGプレイヤー的な視点

DOMINAGAMESさんから発売中のボードゲーム“Blade Rondo”,“Blade Rondo~Night Theater~”について語るブログです

Blade Rondo雑記⑤ ~Blade Rondo -Grim Garden-のカード確認・考察Ⅱ~

 Domina Gamesさんの公式TwitterでGrim Gardenのカードが紹介されていたので,そちらの考察を少しずつですがしていきたいと思います.

 今回考察するのは1日目~3日目のカードですが,全体的な総評としてはコンボを重視していると感じました.単体で使いやすいカードパワーの高いカードではなく,他のカードと組み合わせて真価を発揮できるようなカードが多いと思います.そのため,GGのカードが全て判明していない以上,今までの無印版やNTのカードと組み合わせることも考慮に入れているのでご注意ください.

brgg43
No.43 コスト2 紋章剣 物理 リミテッド無し
物理攻撃
追加:ターン終了時まで、魔法のコストは-1される。
 攻撃を通すことによりそのターン中永続で魔法のコストを-1できるカード.このカードの後に魔法を撃たないとただのコストの高い《斬撃剣》になるため,魔法を同時に選択するのはほぼ必須.魔法を1枚撃ってやっと《斬撃剣》を撃ったことと同じになるため,コストの低い魔法を2枚以上同時に選択することによってその真価を発揮できる.GGでコストの低い魔法カードは今のところ《クロウリーシラン》しか判明していないため,今後のカード発表に期待.
 無印版やNTと組み合わせて使う場合は,フレアビスカスなどと合わせて5ターンキルが可能となる.1ターン目《燐灯るエチュード》,2ターン目もしくは3ターン目にリミテッドのカードを使用,4ターン目に《マナティックルピナス》で8点,5ターン目に《紋章剣》の攻撃にエチュードを当てて1点+《イグノコスモス》×2で2点+手札が残り1なので《フレアビスカス》6点で計17点を5ターン目までにたたき出すことができる.このように低コスト魔法と合わせることによって《フレアビスカス》の手札0枚効果を使いやすくすることができます.
 余談ですがこのカードのNoが43,前回の記事の《骨響きの鉈》のNoが45なので,No44に2コストか3コストの物理,恐らくNo.41がコスト1物理,No.42がコスト2物理になり物理カードが全体的に低コストになるのではないかと想像しています.無印版の様にNo.46も物理だとその限りではありませんが...

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No.50 コスト6 パイロガーランド 魔法 リミテッド無し
魔法攻撃(X)
この攻撃のXは、あなたのプレイエリア、セットエリア、捨て札にある魔法のカードの枚数の2倍に等しい。(このカードも含める)
 魔法カードを選択すればするほど火力が上がる魔法デッキの切り札的カード.このカード自体も枚数としてカウントするため,発動時の火力は2~14.しかし,布石や補助も採用することを考えると,このカードを火力として使用する場合はせいぜい8~10点ぐらいであると思われる.捨て札のカードも数えるため,リミテッドの魔法の数もかなり重要になってくる(無印2種,NT2種なのでGGでも2種ほど追加されるか?).ハンデスされる際に魔法を捨てることによっても火力を上げることができるため,《骨響きの鉈》へのメタカードとなり得るでしょう.

GG54
No.54 コスト3 残響するノクターン 物理 リミテッド有り
召喚(シェード)
ATK X / DEF 2
あなたのターン開始時に以下を行う。
自走する槍撃:物理攻撃
攻撃力のXは、あなたの攻撃力に等しい。
コイン コイン
 こちらは前回紹介したカードですね.正式な名前と攻撃名が判明しました.相変わらずコインの使い道は不明です.
 効果は毎ターン自分と同じ攻撃力で物理攻撃を行うというもの.完全に自分のステータスに火力が依存するので,物理デッキに入れて火力を底上げするのが基本となるでしょう.メインとして使う場合は《満ち溢れるキャロル》の攻撃力を上げる効果がかなりマッチしています.
 このカードの防御力ですが,こちらは自分が物理攻撃を受ける際に代わりに攻撃を受けてもらうことができるそうです.このカードの防御力分自分の防御が力が増えるのか,防御力をHPのように扱うのかはわかりませんが,攻撃効果と加えて物理デッキミラーでかなり輝くカードだと思います.


 いかがだったでしょうか.今回は公式Twitterで紹介されているカードの確認と考察を行っていきました.今後もカードが発表されると思うので,どこかのタイミングでまたまとめようと思います.
 最後まで読んで頂きありがとうございました.

Blade Rondo雑記④ ~Blade Rondo -Grim Garden-のカード確認・考察~


久しぶりの記事更新です!この前発表されていた
Blade Rondo -Grim Garden-
           の商品情報がAmazonと公式サイトに出ていたので      
NTの様にカードの確認と考察をして行きたいと思います.



 Grim Garden(GG)での新しい要素は”金貨”と”悪魔”だそうです.”悪魔”はNTのドールの様に召喚系のカードだと思います.”金貨”はどのような物かまだ詳しくわかりませんが,集めることで効果が変わるカードがあるようです.

 以下ではカードの考察を行っていきます.NTの時の様にGG単体で遊ぶ時のことを考えていきますが,比較対象として無印版やNTのカードを上げていくこともあります.また新ルール等があれば想像で進めていきます.


GG45
No.45 コスト3 骨響きの鉈 物理 リミテッド無し
物理攻撃
追加:相手は自分の手札1枚を選んで捨て札にする。
 無印版に存在する《意志砕きの鉈》の亜種カード.コストは同じですが,あちらはリミテッドの代わりにある程度捨てさせるカードを選ぶことができ,こちらはリミテッドがない代わりに捨てさせるカードは完全に相手依存です.
 決められたカードで戦うBlade Rondoではハンデスは非常に強いのですが,《意志砕きの鉈》はリミテッドと言う面から構築の自由度が低くなるというのが欠点でした.しかし,このカードは1枚で何度でも仕事ができるため,1度相手に見せると相手は対策を余儀なくされるのでテンポを取りやすいカードだと思います.
 別のハンデスカードとして《嘲笑するピカレスク》もありますが,あちらは攻撃にタイムラグがあり,攻撃力もほぼ固定なためハンデスカードとしては機能しないことが多いです.その点,こちらは1回目が見えていないところから飛んでくることから,奇襲として通しやすいのも強い点だと思います.


GG48
No.48 コスト2 クロウリーシラン 魔法 リミテッド無し
魔法攻撃(1)
錬成:あなたにに以下の効果を付与する。
――――――――――――――――――――
<カラス>:カァ。
――――――――――――――――――――
追加:この攻撃の直後に物理攻撃を行う場合、そのダメージは+1される。
 少しカード効果が分かりづらいですが,このカードは「錬成」の効果と「追加」の効果を持っているのだと思います.
 「錬成」についてですが,カードのコストを支払う前に任意で処理できる効果の事を指します.つまり,このカードを使用する際には任意で<カラス>を自分に付与することができるという事です.<カラス>は効果を持たず,使用用途も今のところ不明ですが,恐らく付与されているカラスの数を参照するカード等が出るのではないかと予想しています.
 「追加」の効果はこのカードのすぐ後に物理攻撃をすればダメージが+1されるというものです.ターンをまたぐと有効かは不明ですが,書き方的にはターンをまたぐと無効になるのではないかと思います.この効果で重要なところは「攻撃力」を+1するのではなく,「ダメージ」を+1するというところにあります.このゲームの物理ダメージは,自分の攻撃力-相手の防御力ですが,その数値が0やマイナスになった場合は0ダメージを与えたものとみなします.このカードの効果はそれに追加してダメージを与えるという形になります.何が言いたいのかと言うと,自分の攻撃力が相手の防御力に足りていなくても物理カードの「追加」を発動することができるという事です.上で紹介した《骨響きの鉈》の様に強力な追加効果を持つ物理カードと組み合わせることで真価が発揮できるカードだと思います.


GG51
No.51 コスト4 満ち溢れるキャロル 特殊 リミテッド有り
以下を1つ行う。
(補助)”慈雨”:あなたはライフを5得る。
(補助)”怒涛”:あなたの攻撃力は+1される。
(補助)”清澄”:あなたの防御力は+1される。
(補助)”渦動”:ターン終了時に、あなたのボルテージは+1される。
 カードの種類としては特殊カード扱いですが,カードNoが51のため,通常の20種の中に含まれるカードだと思います.
 効果としては4つの効果から1つを選べるという汎用性の高いものです.
 ”慈雨”は《慈しむウィスパー》の回復量を増やした効果ですが,回復量は1しか変わらないにもかかわらずコストが倍です.腐りにくい効果ではあるので,このカードを選んだ理由を撃つタイミングを逃した場合でも使うことができるのはいいと思います.
 ”怒涛”はコストが1増えた代わりに代償が無くなった《高揚するカノン》です.このゲームの物理は強力ですが,4コストを払ってまで攻撃力を上げる必要性は低いとは思います.GGの環境が遅めの場合は物理デッキのコントロール対策として有効かもしれません.
 ”清澄”は防御力を上げるというものですが,恐らく1番コスパの良い効果だと思います.このゲームの防御力はコストを支払った分と同じにするというものなので,4コストで無条件に防御力を上げられるというのは強いと感じます.防御力に全振りした次のターンにこのカードを撃つことで,そのターンの防御力に全振りしたことと同じ結果が得られ,余ったコストで動くことができます.
 ”渦動”は1コスト重い《加速するロンド》で「錬成」の無い《開花するスケルツォ》.コストは《開花するスケルツォ》と同じですが,あちらと違い「錬成」を持たないため,どうあがいても3ターン目には撃てません.このゲームのランプカードを4ターン目に撃つのは少し遅いと思っているので,個人的には微妙です.”怒涛”と同じく環境が遅ければ活躍できる効果だとは思います.


GG
No.?? コスト? ??するノクターン 補助 リミテッド有り
召喚(シュート)
攻撃力X/防御力2
あなたのターン開始時に以下を行う。
?????:物理攻撃
攻撃力(?)の値は、あなたの攻撃力(?)に等しい.
金貨金貨
 新しい召喚カードですが,正直よくわかりません.わかることは攻撃力と防御力を持っていること,金貨を2枚持っているという事だけです.防御力があるということは今までの召喚とは違い,攻撃することで倒すことができる可能性があります.流石に自分の防御力が上がるとは思えませんが,このカードのコストによってはそれもあり得るかもしれません.金貨で悪魔を呼び出すという事から,もしかすると召喚コストが金貨なのかもしれません....
 金貨に関しても,使い道もコストに対する取得率も今のところ全くわからないので,ノーコメントで.

No.?? コスト? ??のラピスラズリ  布石 リミテッド有り
レスポンス(物理)(魔法)
その攻撃であなたが最初に受けるダメージが3以下なら、そのダメージを0にする。
 コストの部分は見えていませんが,布石カードと言うことで恐らくコストは1でしょう.
 効果ですが,3以下のダメージを無効にするというもの.《月光のルチル》や《身代わりのトルマリン》の様にターン中でもなければ,ダメージ軽減でも無いので,少し使いづらい印象があります.しかし,今見えているカードプールの《骨響きの鉈》や《クロウリーシラン》などを「追加」ごと無効にすることができる可能性がある点では,非常に便利なカードだと思います.

 
IDEA39
 最後に,1人プレイ用のカードです.私はほとんど2人プレイ用ルールしか遊んでおらず,細かい解説等はできないので省かせていただきます.カードを見た感じ,無印と同じようなルールなのでしょうか?



 いかがだったでしょうか.今回のカードも効果が面白く,新ルールもかなり楽しみです.
 今後も新カードや新ルールが分かり次第,考察をしていきたいと思います.



【決定版】 Blade Rondo 〜Night Theater〜カード評価・考察

こちらは【暫定版】 Blade Rondo 〜Night Theater〜カード評価・考察の修正版の記事となります.前回から評価が変わったり,追記したものは赤文字で書いていきたいと思います.

※注意点※
NTとは“Blade Rondo~Night Theater~”の略です.
評価はあくまで個人的なものとなります.
各カードの評価はNTのみ,2人対戦で遊ぶ場合のものとなっております.
カード効果は大まかには書きますが,長くなるので詳細には書きません.
説明の際,プレイヤー2人のボルテージ合計が11以下の状態を「昼」,12以上の状態を「夜」と呼びます.
※※※※※

No.21 夜想剣 ★★★★
 昼はただの2コス物理だが,夜になると追加2点を飛ばせるようになるため,通せば最低でも2コス3点になる.
 同じ2コス物理に《黒の剣》があるが,あちらと違い何回でも追加点を飛ばせ,デメリットもないので物理デッキの低コスト枠に採用しやすい.
 《身代わりのトルマリン》の上から攻撃を通しても追加ダメージが入らないのは注意.


No.22 黒の剣 ★★★→★★★★
 《加護法》を破棄ることにより1度だけ2回攻撃になるカード.
 2コストで大ダメージを狙えるカードだが,NTではドールが物理攻撃を行ってくるため,相手が魔法主体でも容易に《加護法》を切ることは難しい.しかし,《牙城崩しの槍》と同時に採用することにより,《包み込むポレロ》を採用しているデッキに対しても大ダメージを与える機会を得ることができる.
 相手も物理の場合,《夜想剣》より優秀な火力となり得る.



No.23 牙城崩しの槍 ★★★★★
 物理攻撃を行う前に相手の防御力を”永続的に”-1できる物理デッキのエースカード最強カード.
 過熱法+2コス物理を行う事とほぼ同義のため,4ターン目以降は毎回過熱法を2回撃つことができるということである.実質自分の攻撃力が9になっても過熱法が撃てる.すごい.
 このカードの存在により《高揚するカノン》が少し悲しい事になってしまっている感は否めない.
 正直★10個くらいつけたい


No.24 指揮剣 ★★→
 追加で自分のドールの夜時の攻撃を行えるカード.
 しかし,使いたいドールの攻撃が特にない.基本的にはドールを置く→このカードの流れだろうが,夜時の効果が強めな《切り刻むエキストラ》や《嘲笑するピカレスク》を置いた時点でこのカードを警戒されてしまうため,基本的に攻撃が通らない.
 《奔走するバーレスク》の魔法攻撃2点を使うと,コストの重い《夜想剣》になってしまう.
 単体ではほとんど仕事をせず使いにくい.


No.25 逢魔刻の大斧 ★★★
 昼の間のみ攻撃力を2倍にして攻撃できるカード.
 お互いにボルテージをブーストせずにゲームが進んだ場合,先行は2倍火力を2回撃つことができるが,後攻は1回しか撃つことができない.使うなら先行を取りたいところ.
 先行が最速最大火力で撃つと4×2+5×2の18点,4ターン目に《過熱法》+《高揚するカノン》をすると5×2+6×2の22点を出すことができる.
 一応相手が夜時に《明滅のアレキサンドライト》を撃つと2倍が復活するため,撃つタイミングを逃したら隠しておくのもありかもしれない.


No.26 ローズバレット ★★★★
 攻撃を通すことで相手の回復を禁止するカード.
 NTには回復カードが3種もあるため,刺さる場面は多い.特に《ブラッディダリア》の回復をなくせるのは大きい.3コストで3点も地味にうれしい.
 夜になると撃てなくなるため,採用するなら序盤でしっかり撃ちたい.一応夜時でも相手が《明滅のアレキサンドライト》を撃てば攻撃を通すことができる.


No.27 グリムスカビオス ★★★→★★
 4コストで4点を安定して飛ばせるカード.
 しかし,代償としてドールが墓地に必要なので同時に1枚以上はドールを選ぶ必要がある.
 4点が微妙に足りない.4.5ダメージ位与えてほしい.


No.28 ブラッディダリア ★★★→★★
 5コスト5点5回復という単体のカードパワーでは最高クラスのカード.
 通すだけでライフ差を10も開けることができる.しかし,その分《ローズバレット》・《明滅のアレキサンドライト》・《事象透過のアメジスト》など対抗策が多い.
 特に,布石として安定性の高い《明滅のアレキサンドライト》・《事象透過のアメジスト》は選択率が高いと考えられるため,このカードを通すのは難しい.しかも無効にされると5コスト分ものテンポをを失うため,一気に勝ちが遠くなる.
 《身代わりのトルマリン》を撃たれると2点2回復になる.


No.29 フィナーリア ★★★→★★
 特殊勝利カードのロマンカード...かと思いきや割と稀に決まる.
 特殊勝利を目指す場合,ドールが3枚必要になるが15枚配られた中にドールが3枚無い場合も多いのが玉に瑕.ドール3枚と共に選び,《包み込むポレロ》を採用すると物理に対してかなり強く出ることができる.
 ドールが3枚無い場合9コス10点になるため,火力でのフィニッシャーとして使うことも可能.《ブラッディダリア》+このカードでちょうど15点が出せたり,《奔走するバーレスク》の2点×3+このカードで16点が出せたりなど,2枚でキルルートが見れるため,サブプランとしても有効.
 しかし,10点ダメージプランはばれやすいため,《事象透過のアメジスト》を合わせられて負けることがよくある.


No.30 包み込むポレロ ★★★★
 攻撃力を失う代わりに次のターンまで防御力を+2することができるカード.物理への圧倒的回答.
 《加護法》を現在のボルテージ-1で撃った後このカードを撃つことで,毎ターン《過熱法》を撃つ相手の攻撃力と同じ数値に防御力を上げることができる.《高揚するカノン》や《牙城崩しの槍》を使われた場合はダメージを受けてしまうが,最小限に抑えることができる.
 また,一部のドールの攻撃も物理攻撃のためそちらへの対策にもなる.
 魔法主体のデッキで2枚選べるなら2枚選ぶべき.
 間違えて物理デッキに採用しないようにしましょう.


No.31 高揚するカノン ★★
 3コストと2ダメージを受けることで1ターンに2回目以降の過熱法を撃つことができるカード.
 しかし,前述したとおり3コストなら牙城崩しの槍でほぼ同様の動きができるため,使えるタイミングは少ない.使うならば《逢魔刻の大斧》と合わせて採用するのが一番いいと思います.
 2ダメージは割と痛い.


No.32 開花するスケルツォ ★★→
 ボルテージブーストカード.ドールを手札に戻すことでそのコスト分このカードのコストを減らすことができる.
 コストを減らすことはできるが,その分のコストを先払いしているというだけで,結局合計は4コストになり,テンポアドバンテージが稼げないため,《加速するロンド》の下位互換というイメージは拭えない.
 NTには《燐灯るエチュード》等の1コストの汎用カードがないため,最速の動きである《切り刻むエキストラ》を戻して3ターン目に撃った場合,余った1コストを上手く使えない.せいぜい《静寂のクリスタル》や《明滅のアレキサンドライト》を伏せたり,《包み込むポレロ》を発動するくらい.
 一応先行で使うことにより,本来後攻が先に入るはずの夜に先行が先に入ることができる.
 ボルテージブーストという効果の都合上,《フィナーリア》と組み合わせたいが,これを採用すると自由枠が2枚にまで減ってしまう.


No.33 窓辺立つミュージカル ★★★★
 昼には防御力+1バフ,夜にはドールを含め攻撃力+1バフをしてくれるドールカード.
 《フィナーリア》のお供として最適なカードで,ドールを出したターンには上げられない防御力を,このカードは出すだけで勝手に上げてくれる.
 昼には単純に防御力+1カードとして使い,夜になったら《グリムスカビオス》や《身代わりのトルマリン》のコストにするといった使い方もできる.
 夜だと攻撃力を上げてくれるので,物理デッキに採用することで代償無し《高揚するカノン》になったりもする.物理デッキで無理なく採用できるため,《身代わりのトルマリン》と同時に採用することで,物理ミラーにかなり強くなる.
 魔法デッキの場合,2ターン目《加護法》,3ターン目《窓辺立つミュージカル》で,実質3ターン目に《加護法》を撃ったのと同じ動きができ,テンポロスを最小限に抑えられる.
 

No.34 切り刻むエキストラ ★★
 唯一の2コストのドール.
 昼時は1点の二回物理攻撃,夜時は5点の2回攻撃を行うが,攻撃する前のターンに防御力を上げられることがほとんどのため,基本的に通らない.しかし,相手に防御力を半強制的に上げさせることができるためもしかしたらテンポをとれているかもしれない...?
 一応《フィナーリア》に採用することで,2ターン目にこのカード,3,4ターン目に3コスドールと置くことで4ターン目までにドールを3体置ききることができる.

 
No.35 奔走するバーレスク ★★★★→★★★
 ドールの中で単体では一番強いと思われるカード.
 昼時は1点回復,夜時は毎ターン相手に2点の魔法ダメージを与える.
 回復量自体は合計で2~3点だが,おまけでついてくるには十分な回復量.
 NTでは8,9ターン目にゲームが差し掛かる事は珍しくないため,8,9ターン目にまでゲームがもつれ込むと,このカードの夜効果で6~8点を与えられる計算になる.支払いコスト3コストにしては破格のリターン.


No.36 嘲笑するピカレスク ★★
 昼は2点,夜は5点で物理攻撃行い,追加効果でハンデスするカード.
 2/5なので多少はテンポが取れる可能性があるが,取れないことも多い.NTには2ターン目にしたい動きがあまりないため,物理デッキ以外では2ターン目の動きが2コスト《加護法》となることが多いためである.しかし,5ターン目にはほぼ確実にテンポを取り返すことができるため,《フィナーリア》主体のデッキでは優先的に選んで良いかもしれない.
 どうしてもハンデスしたいなら相手の防御力が5のときに《牙城崩しの槍》+《指揮剣》を頑張って通す,


No.37 明滅のアレキサンドライト ★★★★
 昼と夜を入れ替え,ついでに2点回復できるカード.
 《ブラッディダリア》や《ローズバレット》を無効にできる他,《逢魔刻の大斧》の攻撃力2倍効果を消したり,ドールの攻撃を昼のものに替えたりすることができる.ただし,上記のカードに逆に利用されないように注意する必要もある.
 これを撃つことでそのターン中《事象透過のアメジスト》の対象が変化するので注意.それを逆手にとって上手ぶり物理無効もできる.
 おまけの2点回復が割と大きい.


No.38 事象透過のアメジスト ★★★★→★★★
 昼には物理,夜には魔法を1度だけ0点にすることができるカード.
 基本的には《逢魔刻の大斧》,《ブラッディダリア》,《グリムスカビオス》,火力採用の《フィナーリア》等に使う.
 特に《ブラッディダリア》の無効と,火力採用の《フィナーリア》を唯一0点に抑えることができるのが評価点.
 《牙城崩しの槍》の攻撃を0点に抑えても防御力は下がるので注意.
 物理デッキ相手に序盤で撃ち損ねると完全に腐ってしまうため,相手を見極めて適切なタイミングで使うようにしましょう.


No.39 身代わりのトルマリン ★★★→★★★★
 ドールを捨てないと発動できない代わりにこのターンのダメージを全て-3するすごいカード.
 《奔走するバーレスク》以外のドールは後半使いづらいため,コストには困りにくい.
 一応このカードのコストでドールを破棄しておくと,以降《グリムスカビオス》が代償無しで撃てる.
 物理デッキに対して最も対策ができる布石カード.むしろこのカード以外ほぼ対策ができない.しかし,このカードの上から攻撃を通されることもざらなので過信は禁物.


No.40 静寂のクリスタル ★★★
 対象が物理と補助になった《霧紡ぎのパール》.
 相手の3ターン目に合わせることで相手の3コストのドール召喚を無効にできる.このカードでなくても,相手の3ターン目に合わせて布石を伏せることで,相手のドール置きを抑制することができるため,存在が強い.
 《包み込むポレロ》は《加護法》をボルテージ‐1で撃った後に,残った1コストで撃つことが多いと思われるので,物理メタへのメタとして使うこともできる.多分この使い方が一番強い.
 物理に対して撃つのは《逢魔刻の大斧》が多いと思われるが,《牙城崩しの槍》を無効にした場合防御力は変動しないことは覚えておいていいかもしれない.




 いかがだったでしょうか?
 ある程度纏まった時間プレイできたため,評価を見直していきました.
 全体的な感想としては物理が強いです.
攻撃力を上げて物理で殴りましょう.
 そのため,評価は物理を主体に考えているものになっていますが,ご了承ください.
 《ブラッディダリア》や《奔走するバーレスク》は強いカードだと思うんですけどね...NTのみだと環境にあまり合ってないです.
 NTだけの環境は割と遊んだので,混ぜて遊んでみるのもやってみたいなぁとか思っています.
  

 今回の記事に関してご意見・ご質問等あれば,コメントもしくは私のTwitter等へ書いていただければありがたいです.



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