Blade Rondoの2人対戦における,配られた15枚のカードから7枚に絞る際の考え方を書いていきます.①とありますが②があるかはわかりません.また,こちらも私個人の考え方になるので参考の1つにでもしてください.カードの略称はカード考察で使用したものになっています.



 他のカードゲームでもそうなのですが,ゲームの際に勝率を上げるために大事なのは
  • 自分の勝ち筋を通すこと
  • 自分の負け筋を潰すこと   の2つです
このゲームはカードが20種類,全40枚なので見えていないカードからこれらを予想しやすいため,しっかり意識する必要性があります.では,これらのことを念頭においてランダムに選択した以下の15枚から考えていきます.
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  • 自分の勝ち筋を通す
 これらの中でフィニッシャーとなり得そうなカードはカデンツァと舞踏剣の2枚でしょうか.また,アゲートが2枚とも見えているため舞踏剣・カデンツァ共に非常に通しやすいです.しかし,共に単体で相手を削り切る程の火力は無く,他にビスカスや絶対剣などの安定した火力カードがないため,ルピナスは必須だと考えられます.

ピック1…ルピナス

 では,カデンツァと舞踏剣どちらをメインに据えるかですが,カデンツァは追撃がないためダイヤ1枚で止まり,舞踏剣はカンタータがないためルチル1枚で止まり,一長一短です.好みでもいいかもしれませんが,舞踏剣は防御全振りされると決め切れないことと,今回はとある理由でロンドを採用したいため,カデンツァをメインに据えていきます.

ピック2...カデンツァ
ピック3...ロンド

  • 自分の負け筋を潰す
 では負け筋を考えるため,見えていないカードから相手が選択しそうなデッキタイプを予想します.
1.絶対剣が2枚,斬撃剣が1枚見えていないためこれらで殴る物理アグロ
2.ルピナスが1枚,ビスカスが2枚見えていないため,ルピナスで削りビスカスで打点を出す魔法ミッドレンジ
3.ロンドが1枚,リリィが2枚見えていないため,ボルテージをブーストしてリリィで決めるリリィコントロール
大体この3つがメインのデッキタイプでしょうか.それぞれのデッキに対しての負け筋を潰していきます.基本的には先行メインの考え方で進めていきます.

1.物理アグロ
 このデッキの場合,間違いなく選んでくるカードは絶対剣・斬撃剣です.舞踏剣がこちらに2枚あるので,クロックとして闇黒剣やコスモスやミアズマなどを選択する可能性があります.これらのカードはケアしにくいため,斬撃剣と絶対剣のケアを考えます.
 今のところのこちらの動きは3t目にロンドを撃ち,4t目にルピナスで削るという動きですが,ロンドを撃っているので4t目には1コス余ります.そこで,余った1コスでルチルを伏せ,斬撃剣を防ぐことによってルピナスを撃ったことによるテンポロスをできるだけ回避します.

ピック4...ルチル

 絶対剣にはルチルが効かないため,他の方法で対処する必要があります.そこで,アゲートを選択することによりフィニッシャーである絶対剣の攻撃を1度だけで防ぎます.具体的にはボルテージ6になったターンにカデンツァをすぐ置くのではなく,防御に5振ってアゲートを置くことで絶対剣を誘います.絶対剣以外では物理は大したダメージは入りません.その後,ボルテージ7でカデンツァとアゲートを置き,これ以降常に絶対剣に対し対応できるようにします.ロンドをピックしているため,絶対剣を封じてしまえば防御に全振りするだけで物理は完封できます.
ピック5...アゲート

2.魔法ミッドレンジ
 魔法ミッドレンジはかなり戦いやすいです.対物理アグロと同様,ロンドの次のターンには1コス余るため,ここでパールを伏せることにより,相手にルピナスを撃たせないプレイングが可能です(撃ってきたらほぼ勝ちです).次のターンはボルテージ6ですので,こちらは最速でカデンツァを置き圧をかけられます.ロンドを採用したい理由の1番がこれで,圧倒的に魔法ミッドレンジに強くなります.

ピック6...パール

 また,アゲートをピックしているため,相手がビスカスをクロック刻み目的で撃ってきたときに上手くタイミングを合わせることで完封可能です.

3.リリィコントロール
 リリィコントロール相手は特に考えることはありません.こちらのほうがコントロールとして早く,相手にカデンツァの対策カードが少ないため,最速でカデンツァを置きましょう.相手がリリィを撃てるターンにパールを合わせるのだけは忘れずに.


 デッキ関係なくこちらの負け筋としてわかりやすいものにもう一つ,“相手にダイヤを撃たれる”というものがあります.火力が完全にカデンツァ頼みのため,ダイヤを撃たれると追撃ができません.しかし,上でも述べたように,こちらには安定した火力カードがありません.そのため,この負け筋を追撃によって潰すのはほぼ不可能です.よって,再度カデンツァに殴ってもらって勝負を決めるため,延命用にダイヤをピックします.リリィコントロールへの圧倒的な回答にもなります.

ピック7...ダイヤ

これで7枚のカードが揃いました.
ルピナス
カデンツァ
ロンド
ルチル
アゲート
パール
ダイヤ
 
 他にも負け筋はいくつかありますが,全て潰すことは不可能なため,基本的には相手が組めるデッキタイプへの回答を用意すればよいと思います.



    ここまでの話は先行での思考のため,後攻だと動きが変わってきたりします.具体的には“対魔法ミッドレンジの際は3t目にロンドだけではなく,鼓動法を撃ってパールを伏せる”などでしょうか.とにかく鼓動法を撃つタイミグが重要になります.
    また,フィニッシャーに舞踏剣を選んだ場合,逆にアグロに強くなり,コントロールに弱くなります.アグロは防御にコストを割かないため舞踏剣を通しやすいこと,コントロールは防御をあげることが多くルチルもピックしている可能性が高いこと,などの理由です.対戦相手の好み等に合わせてフィニッシャーを選択するのもありだと思います.


 最後まで読んでいただきありがとうございました.このクソ長い記事を最後まで読んでくださった方も,ぜひ見えてないカードから相手が選ぶデッキタイプやカードを予想しながらデッキを組んでみてください.かなり頭を使うので楽しいです.