こちらは【暫定版】 Blade Rondo 〜Night Theater〜カード評価・考察の修正版の記事となります.前回から評価が変わったり,追記したものは赤文字で書いていきたいと思います.
※注意点※
NTとは“Blade Rondo~Night Theater~”の略です.
評価はあくまで個人的なものとなります.
各カードの評価はNTのみ,2人対戦で遊ぶ場合のものとなっております.
カード効果は大まかには書きますが,長くなるので詳細には書きません.
説明の際,プレイヤー2人のボルテージ合計が11以下の状態を「昼」,12以上の状態を「夜」と呼びます.
※※※※※
No.21 夜想剣 ★★★★
昼はただの2コス物理だが,夜になると追加2点を飛ばせるようになるため,通せば最低でも2コス3点になる.
同じ2コス物理に《黒の剣》があるが,あちらと違い何回でも追加点を飛ばせ,デメリットもないので物理デッキの低コスト枠に採用しやすい.
《身代わりのトルマリン》の上から攻撃を通しても追加ダメージが入らないのは注意.
No.22 黒の剣 ★★★→★★★★
《加護法》を破棄ることにより1度だけ2回攻撃になるカード.
2コストで大ダメージを狙えるカードだが,NTではドールが物理攻撃を行ってくるため,相手が魔法主体でも容易に《加護法》を切ることは難しい.しかし,《牙城崩しの槍》と同時に採用することにより,《包み込むポレロ》を採用しているデッキに対しても大ダメージを与える機会を得ることができる.
相手も物理の場合,《夜想剣》より優秀な火力となり得る.
No.23 牙城崩しの槍 ★★★★★
物理攻撃を行う前に相手の防御力を”永続的に”-1できる物理デッキのエースカード最強カード.
過熱法+2コス物理を行う事とほぼ同義のため,4ターン目以降は毎回過熱法を2回撃つことができるということである.実質自分の攻撃力が9になっても過熱法が撃てる.すごい.
このカードの存在により《高揚するカノン》が少し悲しい事になってしまっている感は否めない.
正直★10個くらいつけたい
No.24 指揮剣 ★★→★
追加で自分のドールの夜時の攻撃を行えるカード.
しかし,使いたいドールの攻撃が特にない.基本的にはドールを置く→このカードの流れだろうが,夜時の効果が強めな《切り刻むエキストラ》や《嘲笑するピカレスク》を置いた時点でこのカードを警戒されてしまうため,基本的に攻撃が通らない.
《奔走するバーレスク》の魔法攻撃2点を使うと,コストの重い《夜想剣》になってしまう.
単体ではほとんど仕事をせず使いにくい.
No.25 逢魔刻の大斧 ★★★
昼の間のみ攻撃力を2倍にして攻撃できるカード.
お互いにボルテージをブーストせずにゲームが進んだ場合,先行は2倍火力を2回撃つことができるが,後攻は1回しか撃つことができない.使うなら先行を取りたいところ.
先行が最速最大火力で撃つと4×2+5×2の18点,4ターン目に《過熱法》+《高揚するカノン》をすると5×2+6×2の22点を出すことができる.
一応相手が夜時に《明滅のアレキサンドライト》を撃つと2倍が復活するため,撃つタイミングを逃したら隠しておくのもありかもしれない.
No.26 ローズバレット ★★★★
攻撃を通すことで相手の回復を禁止するカード.
NTには回復カードが3種もあるため,刺さる場面は多い.特に《ブラッディダリア》の回復をなくせるのは大きい.3コストで3点も地味にうれしい.
夜になると撃てなくなるため,採用するなら序盤でしっかり撃ちたい.一応夜時でも相手が《明滅のアレキサンドライト》を撃てば攻撃を通すことができる.
No.27 グリムスカビオス ★★★→★★
4コストで4点を安定して飛ばせるカード.
しかし,代償としてドールが墓地に必要なので同時に1枚以上はドールを選ぶ必要がある.
4点が微妙に足りない.4.5ダメージ位与えてほしい.
No.28 ブラッディダリア ★★★→★★
5コスト5点5回復という単体のカードパワーでは最高クラスのカード.
通すだけでライフ差を10も開けることができる.しかし,その分《ローズバレット》・《明滅のアレキサンドライト》・《事象透過のアメジスト》など対抗策が多い.
特に,布石として安定性の高い《明滅のアレキサンドライト》・《事象透過のアメジスト》は選択率が高いと考えられるため,このカードを通すのは難しい.しかも無効にされると5コスト分ものテンポをを失うため,一気に勝ちが遠くなる.
《身代わりのトルマリン》を撃たれると2点2回復になる.
No.29 フィナーリア ★★★→★★
特殊勝利カードのロマンカード...かと思いきや割と稀に決まる.
特殊勝利を目指す場合,ドールが3枚必要になるが15枚配られた中にドールが3枚無い場合も多いのが玉に瑕.ドール3枚と共に選び,《包み込むポレロ》を採用すると物理に対してかなり強く出ることができる.
ドールが3枚無い場合9コス10点になるため,火力でのフィニッシャーとして使うことも可能.《ブラッディダリア》+このカードでちょうど15点が出せたり,《奔走するバーレスク》の2点×3+このカードで16点が出せたりなど,2枚でキルルートが見れるため,サブプランとしても有効.
しかし,10点ダメージプランはばれやすいため,《事象透過のアメジスト》を合わせられて負けることがよくある.
No.30 包み込むポレロ ★★★★
攻撃力を失う代わりに次のターンまで防御力を+2することができるカード.物理への圧倒的回答.
《加護法》を現在のボルテージ-1で撃った後このカードを撃つことで,毎ターン《過熱法》を撃つ相手の攻撃力と同じ数値に防御力を上げることができる.《高揚するカノン》や《牙城崩しの槍》を使われた場合はダメージを受けてしまうが,最小限に抑えることができる.
また,一部のドールの攻撃も物理攻撃のためそちらへの対策にもなる.
魔法主体のデッキで2枚選べるなら2枚選ぶべき.
間違えて物理デッキに採用しないようにしましょう.
No.31 高揚するカノン ★★
3コストと2ダメージを受けることで1ターンに2回目以降の過熱法を撃つことができるカード.
しかし,前述したとおり3コストなら牙城崩しの槍でほぼ同様の動きができるため,使えるタイミングは少ない.使うならば《逢魔刻の大斧》と合わせて採用するのが一番いいと思います.
2ダメージは割と痛い.
No.32 開花するスケルツォ ★★→★
ボルテージブーストカード.ドールを手札に戻すことでそのコスト分このカードのコストを減らすことができる.
コストを減らすことはできるが,その分のコストを先払いしているというだけで,結局合計は4コストになり,テンポアドバンテージが稼げないため,《加速するロンド》の下位互換というイメージは拭えない.
NTには《燐灯るエチュード》等の1コストの汎用カードがないため,最速の動きである《切り刻むエキストラ》を戻して3ターン目に撃った場合,余った1コストを上手く使えない.せいぜい《静寂のクリスタル》や《明滅のアレキサンドライト》を伏せたり,《包み込むポレロ》を発動するくらい.
一応先行で使うことにより,本来後攻が先に入るはずの夜に先行が先に入ることができる.
ボルテージブーストという効果の都合上,《フィナーリア》と組み合わせたいが,これを採用すると自由枠が2枚にまで減ってしまう.
No.33 窓辺立つミュージカル ★★★★
昼には防御力+1バフ,夜にはドールを含め攻撃力+1バフをしてくれるドールカード.
《フィナーリア》のお供として最適なカードで,ドールを出したターンには上げられない防御力を,このカードは出すだけで勝手に上げてくれる.
昼には単純に防御力+1カードとして使い,夜になったら《グリムスカビオス》や《身代わりのトルマリン》のコストにするといった使い方もできる.
夜だと攻撃力を上げてくれるので,物理デッキに採用することで代償無し《高揚するカノン》になったりもする.物理デッキで無理なく採用できるため,《身代わりのトルマリン》と同時に採用することで,物理ミラーにかなり強くなる.
魔法デッキの場合,2ターン目《加護法》,3ターン目《窓辺立つミュージカル》で,実質3ターン目に《加護法》を撃ったのと同じ動きができ,テンポロスを最小限に抑えられる.
No.34 切り刻むエキストラ ★★
唯一の2コストのドール.
昼時は1点の二回物理攻撃,夜時は5点の2回攻撃を行うが,攻撃する前のターンに防御力を上げられることがほとんどのため,基本的に通らない.しかし,相手に防御力を半強制的に上げさせることができるためもしかしたらテンポをとれているかもしれない...?
一応《フィナーリア》に採用することで,2ターン目にこのカード,3,4ターン目に3コスドールと置くことで4ターン目までにドールを3体置ききることができる.
No.35 奔走するバーレスク ★★★★→★★★
ドールの中で単体では一番強いと思われるカード.
昼時は1点回復,夜時は毎ターン相手に2点の魔法ダメージを与える.
回復量自体は合計で2~3点だが,おまけでついてくるには十分な回復量.
NTでは8,9ターン目にゲームが差し掛かる事は珍しくないため,8,9ターン目にまでゲームがもつれ込むと,このカードの夜効果で6~8点を与えられる計算になる.支払いコスト3コストにしては破格のリターン.
No.36 嘲笑するピカレスク ★★
昼は2点,夜は5点で物理攻撃行い,追加効果でハンデスするカード.
2/5なので多少はテンポが取れる可能性があるが,取れないことも多い.NTには2ターン目にしたい動きがあまりないため,物理デッキ以外では2ターン目の動きが2コスト《加護法》となることが多いためである.しかし,5ターン目にはほぼ確実にテンポを取り返すことができるため,《フィナーリア》主体のデッキでは優先的に選んで良いかもしれない.
どうしてもハンデスしたいなら相手の防御力が5のときに《牙城崩しの槍》+《指揮剣》を頑張って通す,
No.37 明滅のアレキサンドライト ★★★★
昼と夜を入れ替え,ついでに2点回復できるカード.
《ブラッディダリア》や《ローズバレット》を無効にできる他,《逢魔刻の大斧》の攻撃力2倍効果を消したり,ドールの攻撃を昼のものに替えたりすることができる.ただし,上記のカードに逆に利用されないように注意する必要もある.
これを撃つことでそのターン中《事象透過のアメジスト》の対象が変化するので注意.それを逆手にとって上手ぶり物理無効もできる.
おまけの2点回復が割と大きい.
No.38 事象透過のアメジスト ★★★★→★★★
昼には物理,夜には魔法を1度だけ0点にすることができるカード.
基本的には《逢魔刻の大斧》,《ブラッディダリア》,《グリムスカビオス》,火力採用の《フィナーリア》等に使う.
特に《ブラッディダリア》の無効と,火力採用の《フィナーリア》を唯一0点に抑えることができるのが評価点.
《牙城崩しの槍》の攻撃を0点に抑えても防御力は下がるので注意.
物理デッキ相手に序盤で撃ち損ねると完全に腐ってしまうため,相手を見極めて適切なタイミングで使うようにしましょう.
No.39 身代わりのトルマリン ★★★→★★★★
ドールを捨てないと発動できない代わりにこのターンのダメージを全て-3するすごいカード.
《奔走するバーレスク》以外のドールは後半使いづらいため,コストには困りにくい.
一応このカードのコストでドールを破棄しておくと,以降《グリムスカビオス》が代償無しで撃てる.
物理デッキに対して最も対策ができる布石カード.むしろこのカード以外ほぼ対策ができない.しかし,このカードの上から攻撃を通されることもざらなので過信は禁物.
No.40 静寂のクリスタル ★★★
対象が物理と補助になった《霧紡ぎのパール》.
相手の3ターン目に合わせることで相手の3コストのドール召喚を無効にできる.このカードでなくても,相手の3ターン目に合わせて布石を伏せることで,相手のドール置きを抑制することができるため,存在が強い.
《包み込むポレロ》は《加護法》をボルテージ‐1で撃った後に,残った1コストで撃つことが多いと思われるので,物理メタへのメタとして使うこともできる.多分この使い方が一番強い.
物理に対して撃つのは《逢魔刻の大斧》が多いと思われるが,《牙城崩しの槍》を無効にした場合防御力は変動しないことは覚えておいていいかもしれない.
いかがだったでしょうか?
ある程度纏まった時間プレイできたため,評価を見直していきました.
全体的な感想としては物理が強いです.
《ブラッディダリア》や《奔走するバーレスク》は強いカードだと思うんですけどね...NTのみだと環境にあまり合ってないです.
NTだけの環境は割と遊んだので,混ぜて遊んでみるのもやってみたいなぁとか思っています.
今回の記事に関してご意見・ご質問等あれば,コメントもしくは私のTwitter等へ書いていただければありがたいです.
※注意点※
NTとは“Blade Rondo~Night Theater~”の略です.
評価はあくまで個人的なものとなります.
各カードの評価はNTのみ,2人対戦で遊ぶ場合のものとなっております.
カード効果は大まかには書きますが,長くなるので詳細には書きません.
説明の際,プレイヤー2人のボルテージ合計が11以下の状態を「昼」,12以上の状態を「夜」と呼びます.
※※※※※
No.21 夜想剣 ★★★★
昼はただの2コス物理だが,夜になると追加2点を飛ばせるようになるため,通せば最低でも2コス3点になる.
同じ2コス物理に《黒の剣》があるが,あちらと違い何回でも追加点を飛ばせ,デメリットもないので物理デッキの低コスト枠に採用しやすい.
《身代わりのトルマリン》の上から攻撃を通しても追加ダメージが入らないのは注意.
No.22 黒の剣 ★★★→★★★★
《加護法》を破棄ることにより1度だけ2回攻撃になるカード.
2コストで大ダメージを狙えるカードだが,NTではドールが物理攻撃を行ってくるため,相手が魔法主体でも容易に《加護法》を切ることは難しい.しかし,《牙城崩しの槍》と同時に採用することにより,《包み込むポレロ》を採用しているデッキに対しても大ダメージを与える機会を得ることができる.
相手も物理の場合,《夜想剣》より優秀な火力となり得る.
No.23 牙城崩しの槍 ★★★★★
物理攻撃を行う前に相手の防御力を”永続的に”-1できる物理デッキの
過熱法+2コス物理を行う事とほぼ同義のため,4ターン目以降は毎回過熱法を2回撃つことができるということである.実質自分の攻撃力が9になっても過熱法が撃てる.すごい.
このカードの存在により《高揚するカノン》が少し悲しい事になってしまっている感は否めない.
正直★10個くらいつけたい
No.24 指揮剣 ★★→★
追加で自分のドールの夜時の攻撃を行えるカード.
しかし,使いたいドールの攻撃が特にない.基本的にはドールを置く→このカードの流れだろうが,夜時の効果が強めな《切り刻むエキストラ》や《嘲笑するピカレスク》を置いた時点でこのカードを警戒されてしまうため,基本的に攻撃が通らない.
《奔走するバーレスク》の魔法攻撃2点を使うと,コストの重い《夜想剣》になってしまう.
単体ではほとんど仕事をせず使いにくい.
No.25 逢魔刻の大斧 ★★★
昼の間のみ攻撃力を2倍にして攻撃できるカード.
お互いにボルテージをブーストせずにゲームが進んだ場合,先行は2倍火力を2回撃つことができるが,後攻は1回しか撃つことができない.使うなら先行を取りたいところ.
先行が最速最大火力で撃つと4×2+5×2の18点,4ターン目に《過熱法》+《高揚するカノン》をすると5×2+6×2の22点を出すことができる.
一応相手が夜時に《明滅のアレキサンドライト》を撃つと2倍が復活するため,撃つタイミングを逃したら隠しておくのもありかもしれない.
No.26 ローズバレット ★★★★
攻撃を通すことで相手の回復を禁止するカード.
NTには回復カードが3種もあるため,刺さる場面は多い.特に《ブラッディダリア》の回復をなくせるのは大きい.3コストで3点も地味にうれしい.
夜になると撃てなくなるため,採用するなら序盤でしっかり撃ちたい.一応夜時でも相手が《明滅のアレキサンドライト》を撃てば攻撃を通すことができる.
No.27 グリムスカビオス ★★★→★★
4コストで4点を安定して飛ばせるカード.
しかし,代償としてドールが墓地に必要なので同時に1枚以上はドールを選ぶ必要がある.
4点が微妙に足りない.4.5ダメージ位与えてほしい.
No.28 ブラッディダリア ★★★→★★
5コスト5点5回復という単体のカードパワーでは最高クラスのカード.
通すだけでライフ差を10も開けることができる.しかし,その分《ローズバレット》・《明滅のアレキサンドライト》・《事象透過のアメジスト》など対抗策が多い.
特に,布石として安定性の高い《明滅のアレキサンドライト》・《事象透過のアメジスト》は選択率が高いと考えられるため,このカードを通すのは難しい.しかも無効にされると5コスト分ものテンポをを失うため,一気に勝ちが遠くなる.
《身代わりのトルマリン》を撃たれると2点2回復になる.
No.29 フィナーリア ★★★→★★
特殊勝利カードのロマンカード...かと思いきや
特殊勝利を目指す場合,ドールが3枚必要になるが15枚配られた中にドールが3枚無い場合も多いのが玉に瑕.ドール3枚と共に選び,《包み込むポレロ》を採用すると物理に対してかなり強く出ることができる.
ドールが3枚無い場合9コス10点になるため,火力でのフィニッシャーとして使うことも可能.《ブラッディダリア》+このカードでちょうど15点が出せたり,《奔走するバーレスク》の2点×3+このカードで16点が出せたりなど,2枚でキルルートが見れるため,サブプランとしても有効.
しかし,10点ダメージプランはばれやすいため,《事象透過のアメジスト》を合わせられて負けることがよくある.
No.30 包み込むポレロ ★★★★
攻撃力を失う代わりに次のターンまで防御力を+2することができるカード.物理への圧倒的回答.
《加護法》を現在のボルテージ-1で撃った後このカードを撃つことで,毎ターン《過熱法》を撃つ相手の攻撃力と同じ数値に防御力を上げることができる.《高揚するカノン》や《牙城崩しの槍》を使われた場合はダメージを受けてしまうが,最小限に抑えることができる.
また,一部のドールの攻撃も物理攻撃のためそちらへの対策にもなる.
魔法主体のデッキで2枚選べるなら2枚選ぶべき.
間違えて物理デッキに採用しないようにしましょう.
No.31 高揚するカノン ★★
3コストと2ダメージを受けることで1ターンに2回目以降の過熱法を撃つことができるカード.
しかし,前述したとおり3コストなら牙城崩しの槍でほぼ同様の動きができるため,使えるタイミングは少ない.使うならば《逢魔刻の大斧》と合わせて採用するのが一番いいと思います.
2ダメージは割と痛い.
No.32 開花するスケルツォ ★★→★
ボルテージブーストカード.ドールを手札に戻すことでそのコスト分このカードのコストを減らすことができる.
コストを減らすことはできるが,その分のコストを先払いしているというだけで,結局合計は4コストになり,テンポアドバンテージが稼げないため,《加速するロンド》の下位互換というイメージは拭えない.
NTには《燐灯るエチュード》等の1コストの汎用カードがないため,最速の動きである《切り刻むエキストラ》を戻して3ターン目に撃った場合,余った1コストを上手く使えない.せいぜい《静寂のクリスタル》や《明滅のアレキサンドライト》を伏せたり,《包み込むポレロ》を発動するくらい.
一応先行で使うことにより,本来後攻が先に入るはずの夜に先行が先に入ることができる.
ボルテージブーストという効果の都合上,《フィナーリア》と組み合わせたいが,これを採用すると自由枠が2枚にまで減ってしまう.
No.33 窓辺立つミュージカル ★★★★
昼には防御力+1バフ,夜にはドールを含め攻撃力+1バフをしてくれるドールカード.
《フィナーリア》のお供として最適なカードで,ドールを出したターンには上げられない防御力を,このカードは出すだけで勝手に上げてくれる.
昼には単純に防御力+1カードとして使い,夜になったら《グリムスカビオス》や《身代わりのトルマリン》のコストにするといった使い方もできる.
夜だと攻撃力を上げてくれるので,物理デッキに採用することで代償無し《高揚するカノン》になったりもする.物理デッキで無理なく採用できるため,《身代わりのトルマリン》と同時に採用することで,物理ミラーにかなり強くなる.
魔法デッキの場合,2ターン目《加護法》,3ターン目《窓辺立つミュージカル》で,実質3ターン目に《加護法》を撃ったのと同じ動きができ,テンポロスを最小限に抑えられる.
No.34 切り刻むエキストラ ★★
唯一の2コストのドール.
昼時は1点の二回物理攻撃,夜時は5点の2回攻撃を行うが,攻撃する前のターンに防御力を上げられることがほとんどのため,基本的に通らない.しかし,相手に防御力を半強制的に上げさせることができるためもしかしたらテンポをとれているかもしれない...?
一応《フィナーリア》に採用することで,2ターン目にこのカード,3,4ターン目に3コスドールと置くことで4ターン目までにドールを3体置ききることができる.
No.35 奔走するバーレスク ★★★★→★★★
ドールの中で単体では一番強いと思われるカード.
昼時は1点回復,夜時は毎ターン相手に2点の魔法ダメージを与える.
回復量自体は合計で2~3点だが,おまけでついてくるには十分な回復量.
No.36 嘲笑するピカレスク ★★
昼は2点,夜は5点で物理攻撃行い,追加効果でハンデスするカード.
2/5なので多少はテンポが取れる可能性があるが,取れないことも多い.NTには2ターン目にしたい動きがあまりないため,物理デッキ以外では2ターン目の動きが2コスト《加護法》となることが多いためである.しかし,5ターン目にはほぼ確実にテンポを取り返すことができるため,《フィナーリア》主体のデッキでは優先的に選んで良いかもしれない.
どうしてもハンデスしたいなら相手の防御力が5のときに《牙城崩しの槍》+《指揮剣》を頑張って通す,
No.37 明滅のアレキサンドライト ★★★★
昼と夜を入れ替え,ついでに2点回復できるカード.
《ブラッディダリア》や《ローズバレット》を無効にできる他,《逢魔刻の大斧》の攻撃力2倍効果を消したり,ドールの攻撃を昼のものに替えたりすることができる.ただし,上記のカードに逆に利用されないように注意する必要もある.
これを撃つことでそのターン中《事象透過のアメジスト》の対象が変化するので注意.それを逆手にとって上手ぶり物理無効もできる.
おまけの2点回復が割と大きい.
No.38 事象透過のアメジスト ★★★★→★★★
昼には物理,夜には魔法を1度だけ0点にすることができるカード.
基本的には《逢魔刻の大斧》,《ブラッディダリア》,《グリムスカビオス》,火力採用の《フィナーリア》等に使う.
特に《ブラッディダリア》の無効と,火力採用の《フィナーリア》を唯一0点に抑えることができるのが評価点.
《牙城崩しの槍》の攻撃を0点に抑えても防御力は下がるので注意.
物理デッキ相手に序盤で撃ち損ねると完全に腐ってしまうため,相手を見極めて適切なタイミングで使うようにしましょう.
No.39 身代わりのトルマリン ★★★→★★★★
ドールを捨てないと発動できない代わりにこのターンのダメージを全て-3するすごいカード.
《奔走するバーレスク》以外のドールは後半使いづらいため,コストには困りにくい.
一応このカードのコストでドールを破棄しておくと,以降《グリムスカビオス》が代償無しで撃てる.
物理デッキに対して最も対策ができる布石カード.むしろこのカード以外ほぼ対策ができない.しかし,このカードの上から攻撃を通されることもざらなので過信は禁物.
No.40 静寂のクリスタル ★★★
対象が物理と補助になった《霧紡ぎのパール》.
相手の3ターン目に合わせることで相手の3コストのドール召喚を無効にできる.このカードでなくても,相手の3ターン目に合わせて布石を伏せることで,相手のドール置きを抑制することができるため,存在が強い.
《包み込むポレロ》は《加護法》をボルテージ‐1で撃った後に,残った1コストで撃つことが多いと思われるので,物理メタへのメタとして使うこともできる.多分この使い方が一番強い.
いかがだったでしょうか?
ある程度纏まった時間プレイできたため,評価を見直していきました.
全体的な感想としては物理が強いです.
攻撃力を上げて物理で殴りましょう.
そのため,評価は物理を主体に考えているものになっていますが,ご了承ください.《ブラッディダリア》や《奔走するバーレスク》は強いカードだと思うんですけどね...NTのみだと環境にあまり合ってないです.
NTだけの環境は割と遊んだので,混ぜて遊んでみるのもやってみたいなぁとか思っています.
今回の記事に関してご意見・ご質問等あれば,コメントもしくは私のTwitter等へ書いていただければありがたいです.